「もしかして私の頭皮、臭ってる…?」「頭皮の臭いをなくす方法を知りたい」
今回はそんな女性に向けて、臭いを消すためのシャンプーの選び方・洗い方を紹介しちゃいます!
10代でも臭う、40代でも臭う。何故?頭皮の臭いの原因
「毎日、シャンプーしているのに頭皮が臭う…」
頭皮の臭いが気になるという女性は、10代から40代まで年齢を問わず少なくありません。
加齢によるもの、環境によるもの、食生活など臭いの原因は様々。
まずは頭皮が臭う『原因』について見ていきましょう。
頭皮の臭いの原因
頭皮の臭いを紐解いていくと、10代と40代で原因は若干異なってくる傾向があります。
年代や体質を問わず共通するものとして、雑菌の繁殖が挙げられます。
つまり雑菌が繁殖しやすい頭皮環境になっていると、臭いが発生しやすいということ。
雑菌のエサとなる皮脂や汚れが溜まってしまうと、臭いが発生しやすくなるので注意が必要です。
皮脂の増加の原因は年代や季節によって様々。まずは年齢を問わず皮脂を増加させてしまうものから見ていきましょう。
食生活の乱れ
皮脂も他の肌と同様、体内のコンディションに大きく左右されるもの。
偏った食生活は皮脂の過剰分泌に繋がってしまいます。
特に注意が必要なのは脂質の摂り過ぎ。脂っこい食べ物をよく摂っている女性は要注意です。
また「肉ばかり食べていて野菜不足」が続くと、臭いが強くなる可能性があるので注意しましょう。
睡眠不足など不規則な生活習慣
睡眠不足など生活習慣が乱れていると、皮脂が増えてしまう恐れがあります。
その理由はホルモンバランス。女性ホルモンが低下し、男性ホルモンが優位になると皮脂が増える傾向があるからです。
「ついつい夜更かししちゃう」「休日は2度寝、3度寝しちゃう」など不規則な生活習慣を続けている女性は、皮脂が増え続けてしまうかも…。
頭皮が乾燥している
皮脂がたくさん出てしまうのは、汗ばむ夏だけではありません。乾燥し過ぎてしまうと、かえって皮脂の量が増えてしまうのです。
頭皮は乾燥すると、「皮脂を増やそうとする」性質があるからです。
汗をあまりかかない女性、乾燥肌の女性は要注意。
「加齢により頭皮に限らず肌全体が乾燥しやすくなった」という人も注意が必要です。
40代で頭皮の臭いが気になっている人は、加齢による乾燥にも目を向けてみましょう。
オイリー肌で皮脂が多い
体質的にオイリーな女性は頭皮の皮脂も多めになっていると思います。
汗ばむ季節は特に注意が必要です。
基礎代謝の高い10代は汗の量が多い傾向があるので、10代で頭皮の臭いが気になっている場合、発汗量が原因である可能性が高いです。
紫外線によるもの
実は紫外線を浴びすぎると、お肌のダメージだけでなく、「髪」や「頭皮」にも悪影響を及ぼします。
紫外線を浴びと、まず頭皮の皮脂が酸化しやすくなります。
頭皮の皮脂が酸化すると活性酸素が発生し、加齢臭の原因ともなっている「ノネナール」が急増するため、頭皮の臭いを発生させる原因になってしまうのです。
ホルモンバランスの乱れ
頭皮の皮脂もホルモンバランスの乱れの影響をダイレクトに受けてしまいます。
加齢により女性ホルモンが低下していく40代中盤・後半は、皮脂の量が増える傾向があるようなので要注意。
また産後もホルモンバランスが整っていないので、皮脂が増加してしまう傾向があります。
また10代で臭いが気になるといった場合もホルモンバランスの乱れが原因として考えられます。
ドライヤーの乾かし方が不十分
また、夜寝る前にドライヤーで髪を乾かす際、しっかりと乾かさずに寝てしまうと、頭皮が「生乾き状態」になってしまいます。
こうなると雑菌の繁殖の原因になり、結果として頭皮が臭う原因となるので、十分注意してください。
「洗髪方法」や「シャンプー選び」が間違っている
シャンプーの洗い方が「雑」だったり、シャンプー剤や皮脂などの汚れが残っているなどの「すすぎ不足によるもの」が考えらえます。
また「シャンプーの洗浄力が強過ぎて、皮脂を必要以上にとり過ぎている」ケースも少なくありません。
洗浄力が強いシャンプーで皮脂をゴッソリ落としてしまうと、反発するかのように頭皮が皮脂を過剰分泌してしまうのです。
臭い対策は皮脂を「取り過ぎてもダメ」「取らな過ぎてもダメ」というのがポイント。
つまり「洗浄力が適度」でなければいけません。
あなたのシャンプーの選び方、スカルプケアでは臭いを悪化させているかもしれません…。
シャンプーの選び方!女性の頭皮の臭いにはどれが有効?
では「適度な洗浄力」のシャンプーってどのように選べばいいのでしょうか?
ズバリ『アミノ酸シャンプー』と『石鹸シャンプー』がオススメです。
それでは、それぞれについて紹介していきます。
「アミノ酸シャンプー」が頭皮ケアに有効な理由
シャンプーの洗浄力は、配合されている界面活性剤によって左右されます。
界面活性剤は大きく分けて「高級アルコール系」と「アミノ酸系」「石鹸系」の3種類。
- 高級アルコール系 洗浄力が強いが保湿力がない。
- アミノ酸系 ほどよい洗浄力。保湿効果がある。
- 石鹸系 洗浄力が強い。
高級アルコール系は安価なのですが、高い洗浄力のため刺激が強く、必要以上に皮脂を落としてしまうデメリットがあります。
洗浄力が強いため洗い上がりの爽快感が良いのですが、実は頭皮に負担をかけてしまっているのです。
そのため「スカルプケア」などと表記されているシャンプーも、「かえって頭皮に逆効果」だったというケースも。
それに対しアミノ酸系の界面活性剤は、「肌」にも「髪」にも優しく、適度な洗浄力と保湿力があります。
臭い対策には、アミノ酸系界面活性剤が用いられているアミノ酸シャンプーを選びましょう。
「石鹸シャンプー」のメリット・デメリット
天然由来でお肌や髪に優しいと言われる「石鹸シャンプー」は臭い対策には効果的なのでしょうか。
石鹸シャンプーとは?
石鹸シャンプーとは、界面活性剤に石鹸成分が用いられているもの。
成分表記には、
- 石けん素地(カリ石けん素地)
- 石けん分(純石けん分)
などと書かれていることが多いです。
メリット
頭皮ケアとして石鹸シャンプーを使うメリットには、
- 洗浄力が高い
- 高級アルコール系シャンプーと比べて、肌に悪い成分が少ない。
- 生分解性が高く、環境に優しい(*「生分解性」とは微生物によって分解される性質のこと。)
といった点があります。
デメリット
石けんシャンプーを使うデメリットは、
- 「石けんカス」が残ってしまうと、頭皮バクテリアの餌となり臭いの原因になることがある
- 洗浄力が高い。皮脂を落とし過ぎてしまう可能性がある。
- 頭皮の状態によっては「泡立ち」が悪くなる。
といった点があります。
高級アルコール系シャンプーと同様、「皮脂を落とし過ぎてしまう」恐れがあるのがデメリット。
またすすぎ残しによる雑菌繁殖のリスクもあるため、臭い対策の観点からはあまりオススメできないシャンプーです。
皮脂を落とし過ぎない洗浄力という点ではアミノ酸シャンプーが一番優れていると言えるでしょう。
「炭酸水」が頭皮ケアに有効な理由
「炭酸水」とは、二酸化炭素を溶かした水のことです。
最近では、この炭酸水に含まれる「二酸化炭素によるスカルプケア・頭皮クレンジング」が話題になっているので、詳しくみていきましょう!
炭酸水の効果は?
頭皮ケアに「炭酸水」が良いとされる理由は、二酸化炭素の「血行促進効果」にあります。
血流がよくなると、酸素の供給が増え新陳代謝も高まります。
その結果、「酸素」や「栄養素」が頭皮に行きわたるので、健康な頭皮を手に入れることができます。
また炭酸の「気泡」には、汚れを取り去る性質があり、余分な皮脂や角質を落とす役割があります。
そのため毛穴が引き締まり、頭皮がスッキリするといったクレンジング効果が期待できます。
炭酸水のクレンジング方法とは?
炭酸水を使ったクレンジング方法は、とっても簡単です。
- 乾いた頭皮や髪の生え際に「炭酸水」をかける
- 指の腹で優しくマッサージするように洗う
- 気泡の力で浮き上がってきた「汚れ」を丁寧に洗い落とす
- すすぎをしっかり行う
- いつも通りシャンプーを行う
*炭酸濃度を高いまま使いたい方には、「やや冷たいもの」か「常温」のものを使うと良いでしょう。
また、炭酸水を選ぶ時は甘味・香料が含まれているものは避けましょう。
「頭皮が臭くなる」ダメな洗い方
せっかくシャンプーを変えても、NGな洗い方を続けているとかえって臭いが悪化してしまうかもしれません。
ここでダメな洗い方とその改善方法を見ていきましょう。
頭皮全体をまんべなく洗えていない
洗い残した部分があると、皮脂が頭皮に残ってしまい臭いを引き起こす原因となってしまいます。
時間をかけて泡が頭皮全体に行きわたるよう丁寧に洗いましょう。
液体のままシャンプーを頭につけている
泡だてないままシャンプーを頭にのせるのはやめましょう。
泡立ちが悪くなるため、シャンプー剤の使用量が増えてしまう恐れがあります。
使用量が増えれば増えるほど、皮脂の落とし過ぎに繋がりかねません。
また、液体のまま頭にのせてしまうとシャンプー剤が頭皮の毛穴に詰まりやすくなってしまいます。
毛穴に詰まったシャンプー剤は雑菌繁殖の引き金に。臭いがエスカレートしてしまいます。
すすぎ残しがある
シャンプー剤のすすぎ残しは絶対にNG。
髪と頭皮に残ってしまったシャンプー剤は雑菌のエサになり、臭いを引き起こしかねません。
臭い防止の観点からもすすぎは非常に重要です。髪の長さにもよりますが、最低でも2分間はすすぐようにしましょう。
一日2回以上シャンプーしている
「朝も夜もシャンプーしている」といった女性は要注意。
洗い過ぎにより頭皮が乾燥し、皮脂の過剰分泌に繋がっているかもしれません。
「それでも寝起きに髪を洗いたい」という人は、朝シャンのみ湯洗い(湯シャン)に置き換えてみるのをオススメします。
湯洗いでも髪の汚れの7割を落とせているという説もあるようです。
まとめ
頭皮の臭いが気になる女性は、洗浄力・界面活性剤を軸にシャンプーを選んでみてはいかがでしょうか。
臭いの原因を追究し、自分の肌に合ったシャンプーを選ぶこと、正しいシャンプーの仕方が分かれば「もう臭うんだけど・・・」なんて言われることもなくなると思います。
頭皮に合ったシャンプー選び・洗い方を実践してみて下さいね。