梅雨はくせ毛にとにかく辛い時期…。
「雨が降った時の髪型、どうしよう」
「セットしてもすぐに戻る」「ヘアスタイルがきまらず最悪…!」と悩んでしまう方も多いと思います。
今回は梅雨のくせ毛対策、ワックスなどスタイリング剤の選び方を紹介致します!
制御不能!梅雨のくせ毛は生き地獄?
梅雨のくせ毛は、本当に厄介です…。
どんなに頑張ってセットしても、ヘアスタイルがキープ出来ず崩れてしまいますよね。
雨が降り続く梅雨の時期は、くせ毛にとってはまさに生き地獄…!
「巨大化したの?」ってぐらい髪が広がる
特に男性の場合は、髪が短いので少しでも湿気で髪が濡れると広がってしまいます。
髪の量が多い方、長さがある方は本当に大変。
自他共に「頭が巨大化したの?」って思ってしまうほど、酷い状態になる人も…。
出したくもないボリュームが勝手に出てしまいます。
朝の支度に時間がすごくかかる
ヘアアイロンで伸ばしてみたり、スプレーやワックスを普段より多めに使ったり…。
とにかく、梅雨の髪の支度はものすごく時間がかかるんです…。
寝癖を直すのも、思い通りのヘアスタイルに仕上げるのも、とても時間がかかります。
時間がかかるので、気持ち早めに起きて準備を進めないといけないのも辛いですよね。
梅雨は毎日「遅刻ギリギリ」というくせ毛さんも多いと思います。
スタイリングしても結局元通り
時間をかけて一生懸命セットしても、外に出ると雨や風にさらされてしまい一発アウト!
…という人は多いのと思います。
「直接雨で濡れなければ大丈夫!」と思っていても、じめじめした湿気でうねってくる…そんな日が毎日のように続くんですよね。
「手間はかかるのに、スタイリングが持続しない」という二重の苦しみは、くせ毛の人にしか共感してもらえない辛さだと思います。
「汗」でさらにうねる
またこの季節の大敵は雨や湿度だけではありません。
「汗」の水分がさらに髪の毛をうねらせてしまうのです。
ただでさえ、じめじめして気持ち悪い梅雨の時期。
「雨」+「湿気」+「汗」の負の連鎖で、くせ毛はどんどん広がり、うねうねしていくんですよね…。
春や冬にはあまり悩まない、それほどくせが強くない人も「この三連コンボにやられてしまう」とか。
くせの強い、弱いに関わらず、あらゆるくせ毛の人にとって梅雨は本当に辛い時期なのです…。
なぜ、こんなに悪化してしまうのでしょうか?
梅雨のくせ毛と原因について詳しくみていきましょう。
梅雨投入からではもう遅い?くせ毛悪化の原因
実は「梅雨のくせ毛対策」って「梅雨に入ってからでは手遅れ」なケースもあるんです!
なぜなら「一年を通して髪の毛に溜まってしまったダメージ」が梅雨に爆発してしまう、というケースがあるからです。
「梅雨のくせ毛が死ぬほど辛い」という人は、思い当たる点がないかしっかりチェックしておきましょう。
■原因は二つ!
湿気で髪がうねる・広がる原因は、
- 髪のダメージ…カラーリングやドライヤー、ヘアアイロン等による髪の傷み
- 髪内部の水分の低下…髪の毛内部の水分が低下し、乾燥してしまっている状態
この二つが考えられます。
普段からカラーリングをしている方、ヘアセットする際にドライヤーやヘアアイロンを使っている方は要注意。
髪表面がボロボロになっているかもしれません…。
髪の毛は表面から中心まで3つの階層で出来ています。
表面…キューティクル
中間部…コルテックス
中心部…メデュラ
カラーやパーマ、紫外線や熱などで「髪が傷む」「髪にダメージがかかる」とよく言われますよね。
このダメージとは、表面のキューティクルが剥がれ、羽毛立ってしまい破損した状態を指しています。
表面のキューティクルは、髪内部の水分を外に逃げないようにする「ふた」のような役割があります。
正常であれば「ふた」により髪内部に閉じ込められている水分も、「ふた」であるキューティクルが剥がれてくると外に逃げやすくなってしまいます。
つまり「髪が傷んでいる」=「髪表面の『ふた』がなくなり、どんどん水分が逃げてしまう」ということなのです。
乾燥すると湿気をどんどん吸ってしまう
ダメージによって水分が減ってしまった髪の毛は、「空気中の水分を吸収する」性質があると言われています。
つまり湿気で髪の毛がどんどんうねる、膨らむ理由は、「乾燥した髪の毛が水分を求めた」結果なのです。
「雨の日にくせ毛が悪化する」原因として、「髪の毛の水分が低下」→「髪の毛自身が空気中の水分を吸収」といったメカニズムが考えられるのです。
梅雨のくせ毛を抑えるヘアケア方法はこれだ!
梅雨の時期はどうしても、くせ毛が広がりやすく、思うようなヘアスタイルにならないのが悩みだと思います。
そんな時こそ参考にして頂きたいポイントを、3つにまとめてみました。
くせ毛の原因が分かったところで、今から取り入れたいヘアケア方法について是非一緒にみていきましょう!
1)水分補給重視で「シャンプー」や「トリートメント」を選ぶこと!
キューティクルが傷み、髪内部の水分量がどんどん減ってしまうことがくせ毛悪化の原因の一つ。
そのため、保湿力重視で「シャンプー」や「トリートメント」を選ぶことが梅雨のくせ毛ケアに有効と言えるでしょう。
特に、洗浄成分が髪に優しい『アミノ酸シャンプー』はおすすめです!
2)髪のダメージを予防する!
ドライヤーやヘアアイロンなどの使い過ぎは、髪の毛に大きなダメージを与えかねません。
くせ毛を抑えようとしてドライヤーやアイロンを使い過ぎていませんか?
髪表面のキューティクルは熱に弱いため、ドライヤー・アイロンの使い過ぎでボロボロになってしまうので要注意!
ドライヤー・アイロンの使い過ぎ → 髪のダメージ悪化 → 髪の毛の水分が減る → くせ毛悪化 →ドライヤー・アイロンの使い過ぎ
という悪循環に陥っているかもしれません。
こうした髪のダメージ対策に有効なのがヘアオイルです。
ドライヤー前にヘアオイルを塗ることは特にオススメ。
オイルが髪表面をコーティングし、キューティクルを熱から守ってくれる役割が期待できるのです。
※選択肢が出たら画面をタッチしてください。
3)梅雨以外の時期もヘアケアは念入りに行うこと!
梅雨以外の冬から春に、ヘアケアを怠っていた方は注意が必要です。
梅雨に入ってから、急いで髪の保湿をしても髪質はそれほど劇的には変わらないからです。
乾燥を予防するための保湿ケアや水分補給はもちろん、痛みを防ぐためのヘアケアは通年を通してしっかり入念に行うことが大切です。
梅雨のくせ毛対策法とスタイリング剤の選び方!
「通年ケアしないといけないの…?じゃあ、もう手遅れってこと?」
そう思っている方に向けて、今からでもまだ間に合うおすすめの対策方法をまとめました。
スタイリング剤の選び方など、すぐ実践できる方法も!
気になったものから試してみてくださいね。
今日のヘアアレンジはこれ!
触って体験できる動画はこちら!
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蒸しタオル
高温の湿気が髪全体を包むので、髪の毛が扱いやすくなります。
手強いクセも整いやすくなるので朝の寝癖直しにもピッタリ。
スタイリングの時間短縮に役立ちますよ!
ベビーパウダー
「汗でさらにうねってしまう」「汗でスタイリング剤が落ちてしまう」
汗っかき、オイリー肌の人にはベビーパウダーを髪の毛に使うことをオススメします。
ベタつきが抑えられるので、髪型の持続力がアップすると思います!
ヘアスプレー
ワックスなどの整髪料を使った後の仕上げとして使われるのがヘアスプレー。
他の整髪料よりもホールド力が高いのが特徴。
「湿気で全然キープ出来ない」という方は、セット後にヘアスプレーを使ってみて下さい。
がっちりと固められるので、梅雨の時期でもキープできる時間を伸ばせます。
ドライヤー
ドライヤーの熱風によるダメージから髪の毛を守るために、タオルドライをしっかりしましょう。
髪が濡れている状態は、髪の毛内部の水分が外に逃げやすくなっています。
キューティクルは濡れると開く性質があるからです。
これは「髪の毛表面の『ふた』が開き、内部の水分が出入り自由」になっている状態。
この状態でドライヤーを使うと、熱風が髪内部の水分を直に奪ってしまいます。
どうしてもパサつきが気になる方は、「冷風」で丁寧に乾かすことをおすすめします。
ヘアオイル
ヘアオイルを塗ることで、油分の重さにより髪の毛が抑えられます。
それだけでなく、髪表面にツヤが出せるのがヘアオイルの大きなメリットです。
表面にツヤが出ると見た目のチリチリ感を抑え、髪を美しく綺麗に見せてくれる効果もあります。
ホールド力があるワックスよりも、ツヤ感が出るので気になる人はぜひ試してみて下さい。
ヘアクリーム
ワックスと異なり「ガッチリ固める」用途には向かないのですが、毛先のハネやちょっとしたうねりをコントロールしやすいといった特徴があります。
くせ毛はもちろん、乾燥毛やダメージ毛でお悩みの方にもおすすめなので、是非試してみてください。
一日中キープするのを諦める
セットした髪型を一日中キープしようとするのを諦めて、スタイリング剤を持ち歩くといった方法もアリです。
トイレに行った時や、休憩の時間にヘアスタイルを直すことでスタイルをキープするといった方法もおすすめです。
こまめに直すのが苦ではない方は、是非試してみましょう。
まとめ
スタイリング剤の選び方・使い方も大事ですが、基本的には梅雨に限らず通年ヘアケアをしっかりしていくことが大切です。
ドライヤーの使い方や、ヘアアイロンを使う場合にはオイルを塗って髪を保護すること、髪の水分が奪われないように保湿してあげることが大切です。
乾燥やパサつきが気になる方は、この機会に洗い流さないトリートメントや蒸しタオルを活用して、髪のケアをしっかり行いましょう。
これで恐怖の梅雨も乗り越えられるはずです!!是非、今からできる対策を始めてみてくださいね!