こんにちは、Aikaです!皆さん、今年の夏はどこに出かけますか?
「思いっきりプールで遊びたい」なんて人も多いと思います。
でもプールは、パサパサ、チリチリ、色落ちなど実は髪のトラブルの温床なのです!
髪のトラブル予防法・対策法のポイントをまとめました。最後までチェックして下さいね。
プールで髪が痛む原因とは?
プールで髪の毛が痛んでしまうのは、塩素が原因です!
プールには、必ず三つの塩素を一定量含めなければいけないというルールがあるようです。
- 次亜塩素酸カルシウム
- 次亜塩素酸ナトリウム液
- 塩素化イソシアヌル酸
日本全国どこのプールでもこんなに塩素が入っているんです...。
塩素を入れることが義務付けられているのは、衛生上の理由。
たくさんの人が入れ替わり立ち替わりで楽しんでいるので、清潔さをキープするにはたくさんの塩素が必要なのですね。
ちなみに規定で決まっているので、どこのプールも必ずこの塩素の量を守っています!
綺麗な水質を維持してもらえるのはありがたいのですが、デメリットも少なくありません。
塩素は殺菌効果が強すぎて、髪の毛や体に含まれるタンパク質までも破壊してしまうのです。
皮膚や身体には大きな影響はないのですが、髪の毛には大ダメージ。
髪の毛に付着した塩素が、髪の毛を構成するタンパク質が破壊してしまいます。
プールの後の「髪のキシキシ感」は、タンパク質が破壊されていたことが原因だったのです。
塩素のデメリットはこれだけではありません。長時間浴び続けてしまうと
- 頭皮の乾燥
- 頭皮の炎症
- 肌の乾燥
- 肌の炎症
などのトラブルの要因となります。
プールの後に頭皮がカサカサしたり、肌がパサパサになったりした経験はありませんか?
それも塩素の影響なんですね。
頭皮環境が悪化すると、髪の毛にもデメリットが及びます。
健康な髪の毛には健康な頭皮が不可欠。頭皮トラブルが重なると
薄毛
抜け毛
くせ毛悪化
などのリスクが高くなってしまいます。
衛生上の問題から塩素はプールに不可欠。プールをエンジョイすると塩素の影響から逃げることは出来ません...。
「とはいえプールのダメージなんてたかが知れてるでしょう?」
そう感じている人は、塩素の影響を甘く見過ぎかもしれません…。
【脱色注意】プールの塩素で髪の色が落ちる?
髪の毛が痛む、キシキシするなど様々な悪影響があるのですね。
塩素のダメージがさらにエスカレートしていくと、もっとヤバい状態に陥ってしまうのです。
それは色落ちや脱色などの髪の毛のダメージ。
大量の塩素が髪の毛のタンパク質を破壊し続けると、髪の毛内部のバランスが大幅に乱れてしまいます。
主成分が破壊されることで髪内部がスカスカに…。
これにより髪の毛の色素も破壊され、色落ちしてしまうんですね。
夏場に髪の毛が明るくなったり、染めた髪のようなカラーになっていたら、塩素の脱色効果の可能性が高いです。
「染めた髪のようにちょっとブラウン」ぐらいで止まればまだ良いのですが、脱色・色落ちが進むと「ブリーチしたような」髪になってしまいます。
ヘアカラー・ブリーチなど既に染めた髪になっている人は要注意。色素が壊されることで、色落ちに拍車がかかってしまうかも。
染めた髪はカラー剤など大きなダメージが蓄積されているケースが少なくありません。
色落ち・脱色が進むだけでなく、塩素により髪のダメージが進行し、「チリチリ」「パサパサ」など質感がさらに悪化してしまう恐れがあります。
ダメージの影響で髪の表皮であるキューティクルが剥がれ、髪内部が空気中に丸出しといった状態になってしまいます。
そうなると髪内部の水分がどんどん空気中に放出されることに。
水分量が低下した髪の毛はうねり・くせが激しくなるので、どんどんチリチリになっていってしまいます。
このダメージによるくせ・うねりは、天パの人、直毛の人を問わず起こりうること。
直毛の人はくせが出るように
天パの人は一層チリチリに
なってしまうので、染めた髪の人は特に注意が必要です。
痛みやキシキシなどのトラブルを回避するためにも、プール前の予防や、プール後のヘアケアが重要になってきます。
【アルカリ性から酸性へ】髪の痛みを防ぐにはこれ!
「プールで髪の毛を痛まないようにするにはどうしたらいいの?」
そんな疑問を解決するために対策方法をまとめました!
- プールに入る前に髪の毛にしっかりと水分を含ませる
髪の毛が塩素水に浸かる前に、真水を髪の毛に浸透させておきます。
これにより、髪の毛の中の水分量を増加させることが出来ます。
事前に水分をたくさん吸収した結果、プールの中で髪の毛が塩素入り水分を吸収することをある程度抑える事が出来ます。
乾燥気味、ダメージが気になる人、くせ毛の人は是非試してみてください。
- プールに入る前に洗い流さないトリートメントをつけておく
プールで楽しんでる間もどんどん塩素水の刺激に髪の毛がやられていきます。
それを緩和させる為にも、事前に洗い流さないトリートメントで髪の毛を潤しておきましょう!
洗い流さないトリートメントの役割は保湿だけではありません。
洗い流さないトリートメントに含まれる油分が、髪表面のコーティングしてくれます。
油分による撥水効果で、塩素ダメージを軽減する効果が期待出来そうです。
- スイミングキャップを被る
スイミングキャップも髪の毛を守るには最適のアイテム!
多少の恥じらいに耐える事で、髪の健康を保つ事が出来ますよ!
二重に被るとさらに効果的。塩素の刺激から髪の毛を守ってくれます!
- もともとしっかりとヘアケアをしてあげる
夏に備えて日頃からしっかりヘアケアをしておくことも大きな対策法。
元々しっかりとヘアケアをしていれば、それだけ髪の毛の影響も少なくすることが出来ます。
- 髪の毛用の日焼け止めをつける
髪にダメージを与えるのは塩素だけではありません。
強い夏場の紫外線も髪と頭皮に大きな負荷をかけてしまいます。
紫外線による髪の毛の日焼けもキューティクルの天敵。
最近では髪の毛用の日焼け止めも販売しています!
これを付けて日中の紫外線のダメージをシャットアウトさせましょう。
- プール入浴中は髪の毛をプールに付けない
プールで遊ぶ際は、髪の毛をプールに付けないようにすることも選択肢のひとつ。
泳ぎ方を工夫し、なるべくプールの水に髪をつけないようにしましょう。
泳ぎ方を見直すことで、塩素水によるダメージを最小限に抑えられると思います。
これらの対策方法を重ねる事で塩素や紫外線など、プールに入ることで起きる髪の毛への影響を減らすことが出来ます。
プールに入ってしまった後の改善方法
「もうプールでエンジョイしてきちゃいました!」
「もう手遅れ…?」
まだまだ間に合います!
プール後のケアを入念に行う事で、ダメージを軽減させましょう。
- プールから出てすぐシャワーでよく水を洗い流す
まずはこれ!とりあえずプールから出たら髪の毛についてしまった水をひたすら洗い流しましょう。
もちろんプール場にあるシャワー室でしっかり洗い流すのが一番ベストです!
時間が経つとどんどん塩素水が髪の毛に浸透してしまうので、なるべく早くシャワーでしっかり落とせるといいですね。
- しっかりと湯船に浸かる
猛暑日が続くと、冷房に当たり過ぎて血行不良気味になっている人も多いようです。
髪と頭皮も身体の一部。冷やし過ぎによる血行不良は様々なデメリットを招きます。
プール場でも、身体が濡れたままパラソルなどの日陰で過ごしたり、日が暮れた後も水着で過ごしがち。
気温は高いのに身体が冷えてしまっていることも…。
更に半日以上泳いでいると体も疲れていて更に栄養が滞りやすいので、しっかり湯船に浸かって身体を温めて、疲労やストレスもここでしっかり改善していきましょう。
- 弱酸性のシャンプーで洗い流す
プールの塩素水の成分は酸性より。酸性のものは、髪の毛や汚れと触れ合うことにより弱アルカリ性に変化します。
そのため、弱酸性のシャンプーで洗い流すと中和されて髪の毛への刺激が軽減されます。
ただ市販のシャンプーは酸性が強過ぎるものが多いので注意が必要です。。かえって髪に刺激になってしまう恐れがあります。洗浄成分をチェックし、弱酸性のものを選びましょう。
- 炭酸水をかけるのもOK
実は炭酸水も弱酸性。シャンプー前に炭酸水で洗い流すのも対策の一つです。
弱酸性シャンプーが手元になかった場合
- ダメージケア用のコンディショナー、トリートメントを使用する
弱酸性のシャンプーで髪の毛を中和させた後は、ダメージケア専用のコンディショナーとトリートメントでしっかり保湿・コーティングしてあげましょう。
その後のキシキシ感も継続させることなく改善することができます。
- ヘアケア商品を併用する
ここで特にオススメなのが洗い流さないトリートメント。
ヘアオイル、ヘアミルクなど種類は様々ですが、どれも簡単に使えるのが魅力的です。
時間があればヘアパックやヘアマスクなどもオススメ。
ダメージの影響で乾燥してしまった髪の毛に水分や油分を与える事が出来ます。
実は自宅のシャワーにも塩素が含まれている
実は水道水にも塩素が含まれています。
つまり、自宅のバスルームのシャワーから出るお湯にも塩素が入っているのです。
もちろんプールと比べると塩素の量は少ないのですが、髪に負担になっていることに変わりはありません。
少しでも塩素が気になるという人には、シャワーヘッドを見直してみましょう。
実は自宅のバスルームのシャワーヘッドは「塩素除去」タイプに変更することが出来るのです!
塩素除去タイプのシャワーヘッドというのは、文字通り水道水に含まれる塩素を除去してくれるそうです。
塩素除去タイプのシャワーヘッドは7000円程度で購入できるみたいです。
シャワーヘッドを使うことで、日々のシャンプーで塩素をブロックできるというのは魅力的ですよね。
プールのダメージが気になる人はもちろん、日々のヘアケアにこだわりがある人にもシャワーヘッドの変更はオススメです。
プール後の影響はくせ毛にも...
プールの塩素が髪質に及ぼす影響は様々です。
- 髪の毛、頭皮の乾燥
- 頭皮の炎症
- 冷えによる血行不良
- それによる栄養不足
- 疲労によるストレス
などによりストレートな髪の毛がくせ毛になってしまったり、くせ毛が悪化してしまうリスクも否定できません。
くせ毛に悩む人は要注意。さらにゴワゴワのくせ毛になってしまったり、うねりが激しいくせ毛になってしまう可能性も。
油断せずに、くせ毛さんも上記のようなプール前の予防やプール後のヘアケアをしっかりと行なっていきましょう!
まとめ
予防方法も簡単にできるものが多いので、プール前にもしっかり予防しておきましょう。
また。うっかり予防せずにプールに入ってしまった場合も、アフターケアを入念に行うことをオススメします。
梅雨の湿気に、強い紫外線…。その上、塩素とくせ毛の人には辛い環境が続きますね。
思いっきり夏をエンジョイ出来るよう、今から出来るヘアケアを日々重ねていきましょう!