インタビュー

【白髪でくせ毛】コンプレックスをプラスに!40代クリエイティブディレクター 髪型の秘密!

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40代になって自分自身に無頓着になってしまった男性に送る、カッコ良さを取り戻すインタビュー企画の第4弾!

過去のインタビュー記事はコチラから→

カッコいい40代男性が実践する “カッコよさの秘訣“ とは何なのか?

今回ご登場いただくのは、アパレルブランドから飲食店、商業施設、企業まで、様々なアートワークを手がけるクリエイティブカンパニー株式会社ヒュースペースのCEO兼クリエイティブディレクター・藤 仁さん。

クリエイティブな世界に身を置く須藤さんが、そのカッコよさについて語ってくれました。
今回も、参考になる情報が満載ですよ。

ヘアスタイルのこだわりとは

白髪混じりで、オシャレさの中にセクシーさも漂うショートカットが非常にお似合いの須藤さん。


そんなヘアスタイルのこだわりについて聞いてみました。

コンプレックスだと感じている面長な部分をカバーできるように、サイドや襟足を程よく残してバランスをとってもらってます。


面長でくせ毛なところがコンプレックス
だと感じているという須藤さん。

そのコンプレックスをカバーするために、ヘアスタイルが立体的になるようサイドや襟足、後頭部辺りを長めに残してもらっていると教えてくれました。

また、大人のカッコよさを演出している白髪混じりのグレーヘアーですが、須藤さん自身は若い頃から白髪が多く、それがコンプレックスとなっていて、30代までは白髪染めをしていたとのこと。

ところが、信頼している美容師さんからの提案もあって、40歳になったのを機に白髪染めをやめたら、周りの方々からは「白髪が渋いね!」「染めてた時よりもカッコいい!」と反応も良く、今は気に入っているらしいです。

昔から坂本龍一さんのファンで、白髪が似合う大人に対して、ある種の憧れがあったんですよね。

実は須藤さん、ミュージシャンの坂本龍一さんのファンで、若い頃から大人の白髪スタイルには憧れがあったと言います。

そして、自身が歳を重ねて白髪が似合うようになった今、やっと憧れていた大人に近づいたという自信に繋がっていると教えてくれました。

 

自分に似合うヘアスタイルの見つけ方は?

白髪混じりのショートカットが非常にお似合いの須藤さん。

では、どのような経緯で今の髪型にたどり着いたんでしょうか?
自分に似合うヘアスタイルの見つけ方について伺ってみました。

信頼できる美容師さんに僕の髪質を活かすヘアスタイルを提案してもらっていたら、いつの間にかこの髪型になっていました。

ファッションにもヘアスタイルにも、かなりのこだわりを持っていると感じていた須藤さんから、意外な答えが返ってきました。

10代後半から、一貫してヘアスタイルはショートが好きだという。

今の髪型に巡り合うまで、坊主に近いベリーショートから、トップに長さを持たせた少し長めのスタイルまで、あらゆるバリエーションのショートカットを試してみたところ、どれもイマイチしっくり来なかったとのこと。

そんな時に、偶然巡り合ったのが、有名美容院でトップスタイリストとして活躍されていた女性の美容師さん。

それは、かれこれ12年前こと。

その時は、「僕は面長でくせ毛なところがコンプレックスです。こんな自分に似合う髪型にしてください。」とオーダーし、その美容師さんに全てを委ねたとのこと。

しかし、これが大当たり!

自分が想像していなかったヘアスタイルが完成したものの、それぞれのパーツの長さやバランスが自分のコンプレックスを中和しつつ、全てが計算され尽くした完璧なスタイルが完成し、大満足だったらしいです。

それ以降は、その美容師さんから提案されるスタイルを受け入れながら、自分に似合うショートカットを楽しんでいると教えてくれました。

しかし、最近ある問題が発生したという。

でも、その美容師さん、実は2年ほど前に独立されたんですが、最近は人気がありすぎてなかなか予約が取れないんです。

須藤さんが10年以上信頼してお願いしていたその美容師さんが、2年前独立されたそうで、ここ最近は全く予約が取れないという。

そこで、1年ほど前から、この方とは別の方でヘアカットをお願い出来る美容師さんを探し始めたそう。

そして、探し始めて5軒目で素晴らしい出会いがあったと教えてくれました。

その美容師さんが、僕が10年以上お願いしていた方とは違ったタイプで、とにかく丁寧にじっくりと髪を切る方で、それでいて自分の想像を超えてくるすばらしい美容師さんなんですよ!

ずっとお願いしていた方は、大胆にザクザクとハサミを入れてカットするタイプとのことですが、この美容師さんは全く逆で、とにかく丁寧にじっくりとカットするタイプだと言います。

その方が「須藤さんのくせだったら、このくらいの長さでも膨らまずに扱いやすいですよ。」と提案してくれたのが、“くせ毛が膨らんでしまうから” と自ら敬遠していた長さだったとのこと。

しかし、じっくりと丁寧にカットされたそのヘアスタイルは膨らむことがなく、伸びてきてもすごく扱いやすかったと教えてくれました。

その時の事を須藤さんは「とても衝撃的な体験だった!」と表現してくれました。

そんな「衝撃的な体験」をした須藤さんが、自分に似合う髪型の見つけ方として教えてくれたのは、信頼できる美容師さんを見つけて、その方の提案に乗ってみるというものでした。

美容師さんは髪型を作るプロ。相性が良い美容師さんを見つけて、自身のコンプレックスとNG事項を伝えて “似合う髪型にしてください” とお願いしたら、きっと素晴らしいスタイルを提案してくれますよ。

自分の好みやコンプレックス、気になる部分を伝えると、髪型のプロである美容師さんは髪質やくせを考慮して似合う髪型を提案してくれるので、実は似合うヘアスタイル探しの近道なのではないかと須藤さんは教えてくれました。

 

現在のヘアカットはどのようにオーダしましたか?

先ほどお話いただいたように、「衝撃的な体験」をした美容師さんに切っていただいたという現在のヘアスタイル。
どのようにオーダーしたのかを聞いてみました。

『面長でこの髪質に似合うショートカットにしてください。』


今は、信頼している美容師さんにカットしてもらっているので、ほとんどオーダーすることは無いという須藤さんですが、気分を変えてスタイルを変えたい時は、面長でくせ毛であるというコンプレックスに感じている部分を伝えて、似合う髪型にしてくださいとお伝えしているとのこと。

今回に限らず、普段からカットの目的を伝えて、あとはお任せの場合が多いという。

自分の好みと感覚を捉え、その時々で最も似合う髪型を提案してくれる。
そんな感覚的なものを共有できる美容師さんと出会えたからこそ、今では全てをお任せ出来るし、気分を変えたい時に多くを語らなくても、新たなヘアスタイルが完成すると教えてくれました。

それでは、どうやって感覚的なものがフィットする美容師さんを探せば良いのでしょうか?

とにかく出会えるまで多くの美容室へ行って試してみることです。しょせん髪ですから、気に入らなくてもいずれ伸びてきます!笑

素敵な美容師さんとの出会いは、一朝一夕では叶わないということですね!

 

愛用のヘアスタイリンググッズは?

現在のヘアスタイルを作るためのスタイリンググッズについても教えてもらいました。

実はそんなに気が利いたモノは使ってませんよ。ドラッグストアなどで簡単に手にはいるモノで、髪の長さによって2種類を使い分けています。


セット力が強く、硬くホールドされる整髪料は苦手だという須藤さんが、現在愛用しているのは「ジェレイド」のムースと「ギャツビー」のヘアワックスだと教えてくれました。

ギャツビー ムービングラバー ワイルドシェイク

髪を切りたてや短めの時は、程よい硬さとツヤ感があるジェレイドのムースを。
今のように、少し長めのスタイルの時は、毛束感が出やすいギャツビーのヘアワックスを使っているとのこと。

また、基本的に髪が短いこともあって、クシやブラシはほとんど使用しないと言います。

くせ毛のウェーブ感やねじれ感を活かしてスタイリングするときは、クシやブラシを使用するよりも手を使った方が動きが出やすいですからね。

須藤さんの好みのスタイリングが、カチッとしたものではなくナチュラルに動きがあるものなので、クシやブラシは使わないというのも納得です。

 

簡単にオシャレに見えるファッションのポイントは?

以前は、アパレル企業に勤めていた経験もあり、現在でもアパレルブランドのアートワークを多く手がける須藤さん

インタビューをさせていただいた日も、シンプルながらもこだわり抜いたアイテムをカッコよく着こなしていらっしゃいました。

そんなオシャレを知り尽くした須藤さんに、簡単に実践出来て、すぐにオシャレに見えるワンポイントアドバイスを伺ってみました。

着る服を黒やグレー、白などモノトーンでベーシックな配色でまとめて、靴下やスカーフなどの小物で赤や青などヴィヴィッドな色を入れてポイントを作ると、オシャレ上級者な印象になります。

歳と重ねていくと、少しでも若く見えるように派手な色使いになりがち。

しかし、ベーシックな色合いのアイテムをキチンと着こなすことでオシャレ感が生まれ、小物で少しだけ色をプラスすることで大人の余裕が生まれてくるのではないかと教えてくれました。

ちなみに、この日は、須藤さんがアートワークを手がけている福岡発のブランド「FIDES」のスタジアムジャンパーとニット、雑誌の仕事でご一緒して以降ずっと愛用しているという「KURO」のデニムパンツ、高校生の頃から愛用していて、いまだに大好きな「Red Wing」のブーツという出で立ち。

どれも、シンプルでありながらも、上質で大人なアイテムばかり。

加齢によって付加されてきた味わいは、ベーシックなアイテムを選ぶことでより引き立ち、渋さとして活かせるのではないかと須藤さんは言います。

無理に若さを演出するのではなく、シンプルに大人の魅力を引き立てる事がオシャレに見えるポイントなのではないでしょうか。

 

普段から愛用しているアイテムはありますか?

カジュアルながらも大人としての品を感じるオシャレ上級者である須藤さんが、普段から愛用しているアイテムも気になるところ。
どんなコダワリが詰まったアイテムが出てくるのか伺ってみました。

作り手のこだわりを感じるアイテムに惹かれるので、普段から愛用しているモノもそういったアイテムが多いですね。

そう言って教えてくれたのが、これらのアイテム。

TIGAMARO(ティガマーロ)のラウンドジップ長財布

阪急MENSのオリジナルブランドであるTIGAMARO(ティガマーロ)の長財布
メゾンブランドも採用するイタリア製の高級レザーを使用し、イタリアで丁寧に作られた一品でありながら、4万円代で購入出来るコストパフォーマンスが魅力だといいます。

また、グラフィティアーティストのDUNKWELL氏から直に描いてもらったペインティングも気に入っているとのこと。


AERO CONCEPTの名刺ケース


昭和32年創業の精密機械加工会社である株式会社渓水が手掛けるブランド・AERO CONCEPTの名刺ケース。

東京・大田区にある町工場のブランドながら、ロバート・デ・ニーロやジョージ・クルーニー、ジョー・ペリーといったセレブリティにも愛用者が多いAERO CONCEPT

手掛けるのが生粋の職人であるため、自身のスタイルが貫けないのであれば、たとえルイ・ヴィトンとのコラボ話であっても断ってしまうという姿勢に惚れ込み、数年前からずっと愛用しているとの事。
特に、この名刺ケースはお気に入りで、すでに3回買い換えたほど。

 

TOM FORD のメガネ

数々のメゾンブランドでクリエイティブディレクターを手がけているトム・フォードが、自身の名を冠してスタートさせたブランドのメガネ。

シンプルなデザインながら、自身のイニシャルである「T」の装飾をフレームの継ぎ目部分に施し、アイコンとして主張しているところが気に入っているとの事。

普段から愛用されているアイテムをご紹介していただいている時も、各プロダクトの説明やこだわりをについて、目を輝かせて説明してくれた須藤さん。

それぞれが、作り手のこだわりが詰まっていたり、デザインに一捻りがあったりするのもばかりなのは、やはり須藤さん自身がクリエイティブディレクターとして活躍されている中で、共感ができる部分が多いアイテムだからだと感じました。

カッコいい大人は、モノ選びに対しても強いこだわりがあるんですね。

 

カッコいい大人になるために

今回はクリエイティブな世界に身を置く須藤さんから、カッコいい40代になるためのポイントをたくさん聞かせていただくことが出来ました。

クリエイティブディレクターという職業柄、常にいろんな情報にアンテナを張って自身の仕事やライフスタイルに取り入れている須藤さん。

カッコいい大人になるポイントは、自身のコンプレックスを活かしてプラスに捉える思考と、様々なことに興味を持ちカッコいいと思えることを取り入れてみる努力だと教えてくれました。

大人のカッコよさとは、歳と経験を重ねたからこそ滲み出るものだという須藤さんから聞いた、カッコいい大人へのワンポイントアドバイスはこちら。

  1. 大人のカッコよさに過度な装飾は必要ない!シンプルだからこそ歳を重ねた大人の魅力が引き出せる!
  2. 似合うヘアスタイル探しは、あえてコンプレックスな部分を伝えて美容師・理髪師に任せてみみるというのも得策なのでは。
  3. コンプレックスはその人の魅力となることがある!ネガティブに考えず色んな人の意見を聞いて受け入れてみよう!

歳とともに、体力や肉体を衰えを感じて、コンプレックスに逆らいたくなっていきますが、コンプレックスを含めてその人の生き様だったります。

現在の姿を活かすからこそ、大人の渋さやカッコよさが生まれてくると信じて、カッコいい大人を目指しましょう!

 

プロフィール

須藤 仁(すどう じん)


株式会社ヒュースペース CEO兼クリエイティブディレクター

大手アパレル会社、クリエイターマネジメント会社を経て、2012年、イラストレーターで弟の須藤俊氏のマネジメントオフィスとして株式会社ヒュースペースを設立。
2014年からアートディレクター、グラフィックデザイナー、コピーライターが所属。
現在は企業やブランドのコンセプトワークからアートディレクションまで総合的なデザインワークを手がける。

Instagramアカウント jin_sudo

 

株式会社ヒュースペース Webサイト

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田崎 ジュン

株式会社フロアスタンダード メディア事業部所属。 クルマと自転車を愛するエロオヤジ。 休日はひたすら子供と遊ぶことを生きがいにする家族思いな九州男児。 音楽好きな息子のために、40代半ばにしてギターを習得しようと画策中。

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