くせ毛でお困りの方は多いですよね。
その中でも、雨の日は特に髪の毛が大変な事になりますし、梅雨の時期なんて憂鬱で仕方がないはずです。
女性は髪の毛を結べば大丈夫ですが男性の場合はそうはいきません。
そこで、この記事では雨の負けないスタイリングを伝授致します!
雨の日、くせ毛はなぜ酷くなる?
考えられる一つの要因は、髪の毛の表面を覆うキューティクルにダメージがあると、湿気が内部に入ってしまうこと。
キューティクルだけでなく髪の毛がにダメージがあると、髪の毛の中の成分も抜けてでしまうこともあります。
例えるとスポンジのようにすき間がたっぷりある状態です。
その為、空気中の水分が多くなる雨の日はキューティクルのすき間から髪の毛の内部に水分が入り込み水分が多くなり過ぎる為、膨張する訳です。
これが広がりの主な原因です。
また、なぜくせが強くでやすくなるのかと言いますと、同じ1本の髪の毛でも、乾燥しやすい部分、ダメージしてしまって水分を含みやすい部分とあります。
そのように水分保有量が部分的に違うためうねる原因になるという訳です。
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雨の日にくせ毛を抑えるポイントは?
雨の日にくせ毛を抑えるポイントはふたつあります。
ひとつめはダメージ予防です。
健康な髪の毛の場合乾いた状態での水分量は約11~14%といわれています。
濡らした場合は約35パーセントまで増加するほど髪の毛は水分を吸収しやすいです。
もちろんダメージした髪の毛はもっと多くの水分を吸収するので、雨の日の影響を多く受けてしまうので対策が必要です。
ダメージ予防として、普段からトリートメントを使用する、ちゃんと乾かしてから寝るなどして下さい。
出来るだけ、カラーやパーマの頻度を少なくするのも効果的です。
ふたつめのポイントとして雨の日は、洗い流さないトリートメントをつけて油分でキューティクルにふたをしてあげると水分の吸収を予防出来ることもあります。
雨に負けないくせ毛の作り方
今回は、くせを伸ばす、くせを活かす、前髪の内側に縮毛矯正をかける3パターンをご紹介いたします。
くせ毛を伸ばすスタイリング
まずくせ毛を伸ばす方法からご紹介致します
①しっかり濡らす
くせを伸ばすためにはしっかり濡らす事が大切です。男性の場合は、簡単にシャワーで頭だけを濡らす事が出来ると思いますが、難しい場合は霧吹きで根元から濡らしてください。
くせが強く出ている部分は必ず濡らすように気を付けて下さい。
②洗い流さないトリートメントを使用する
雨の日は、キューティクルのすき間から水分が入ることが問題でしたね。
その対策として洗い流さないトリートメントをつけてあげると表面をコーティングしてあげる事が出来るので水分による膨張を防げることもあります。
洗い流さないトリートメントはオイルタイプとクリームタイプがあります。
使い分けの方法として、ボリュームを落としたい方はオイルタイプがおすすめです。
ボリュームを落としたくない方は軽い仕上がりのクリームタイプがおすすめです。
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③根元から乾かす
根元のくせを先に延ばしておくと後から毛先のくせを伸ばす時にも伸ばしやすいです。
また、毛先から乾かすとドライオーバーといって乾かしすぎになりダメージの原因になりやすいです。
その事からも根元から乾かすのは大切です。
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④左右に髪の毛を動かす
根元を乾かす時に同じ方向だけでなく、左右どちらにも動かしてください。
そうする事で根元の髪の毛の向きが整い、くせが伸びやすくなります。
気を付けてほしいのは、後ろに流してセットをされる方以外は、髪の毛の向きに逆らった方向に乾かさないでください。
ボリュームが出やすくセットがしにくくなります。
これと、同様に前後左右あらゆる方向に乾かしてしまうと髪の毛の向きがバラバラになってしまい扱いにくくなります。
基本は、下を向いて、上からドライヤーをあててあげ(つむじから前髪に向ける感じです。)
右側、左側、最後に前に向かって乾かせばくせが伸びやすいです。
後ろに流す方は、右側、左側に向かって乾かした後、最後に後ろに流してください。
⑤毛先は乾く前に引っ張りながら乾かす
根元のくせが伸ばせたら、あとは手で髪の毛を引っ張りながら乾かします。
この時のポイントは、髪の毛を後ろに流す方以外は髪の毛を中心に集めるように乾かしましょう。
下を向いた状態で左側のサイドを乾かす時は右手を使います。
右側のサイドを乾かす時は左手を使うとやりやすいです。
このように乾かす理由は、男性のヘアスタイルで一番ボリュームが必要ない場所はサイドだからです。
どうしても気になるボリュームの位置を真ん中に集める事で必然的にトップに高さが出て、サイドのボリュームは落ち着きバランスが良くなるので、全体的にボリュームが出ているよりは気にならないはずです。
引っ張りながら乾かす事でもうひとつ大切なポイントは乾く前に引っ張る事です。
それは、乾いてしまうとくせが伸ばしにくくなるのと乾かし過ぎの原因になるからです。
⑥7~8割乾いたらブラシで髪の毛をブローする
ブラシを使ってブローをする時は、少し湿った状態から始めて下さい。
この時に髪の毛をドライヤーの風と、ブラシでストレートアイロンの様に挟んであげる気持ちで伸ばして下さい。
⑦髪の毛は温めて冷める時にかたちがつく
髪の毛は、一度温めて冷める時にかたちがつきます。
まだ冷めきっていない時はかたちが安定していません。
そこで、最後の仕上げとしてボリュームを抑えたいところをドライヤーで温めて冷めるまでブラシもしくは手で押さえてあげるとボリュームが一番抑えられた状態で仕上がります。
⑧ワックスはいつもより少なめに。
ワックスも水分量の少ないドライワックスを使ったとしても、水分を含んでいます。
適度に使えばくせを伸ばした状態でキープする手助けになりますが、使いすぎると逆効果になりますので雨の日は使い過ぎに注意しましょう。
どうしても、かたちやスタイルをキープしたい場合はヘアスプレーを使ってキープしてください。
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ストレートアイロンを使う時の注意点
・厚く取り過ぎない
一気に厚く髪の毛を取ってすると上手くできないので、ピン等でとめながらアイロンをして下さい。
・低温の時はゆっくり、高温の時は軽く
低温だと挟んだ髪の毛全体に熱が伝わらないのでゆっくりアイロンをしてください。
高温の時は表面の髪の毛が傷みやすいので軽くするようにしてください。
・顔周りはしっかり、トップはふんわり
顔周りはくせが気になるところなのでしっかりするべきですが、男性の場合トップまでしっかりアイロンをすると不自然に仕上がりやすいのでトップは軽めにあててください。
・まっすぐにしない
自然な仕上がりにする為にくせは伸ばしても、手首を曲げながらアイロンをしてあげると自然な仕上がりになります。
くせ毛を活かすスタイリング
雨の日にくせが強くなるのであれば、くせを活かしてあげた方がスタイリングも楽になります。
特に男性は、サイドやえり足の髪の毛を刈りあげてツーブロックスタイルにするだけでくせ毛を活かしたスタイリングがしやすくなります。
会社や学校が厳しい方は、ナチュラルなツーブロックも出来ます。
そこで、美容院に行かれた際は、「くせ毛を活かしたスタイリングがしたいので、ツーブロックか何かおすすめな髪型はありますか?」と美容師さんに相談してみて下さい。
くせ毛を活かしたスタイリングがしやすい髪型をおすすめしてくれるはずです。
もちろんツーブロックにしなくても、くせ毛を活かしたスタイリングは出来ますのでスタイリング方法についてご紹介いたします。
①しっかり濡らす
くせ毛を活かす場合でも、シャワーなどでしっかり濡らしてあげて下さい。
それは、濡れている状態が1番くせがでやすい為、その状態からスタイリングを始めるとくせを出しやすいからです。
②ムースを濡れた状態でつける
ムースを使う理由は、泡状なので全体に均等につけやすいからです。
ワックスでも対応可能ですが、均等につける為に硬いワックスは伸びが悪いのでなるべく硬くないものを使用してください。
ムースもハードタイプをつけるとパリパリっとした質感になりやすいので、ハードタイプ以外のムースをご使用ください。
上級者むけですが、ここの状態でムースの代わりにジェルをつけてスタイリングするのもつや感のある仕上がりになって良いです。
③そのまま自然乾燥
ドライヤーを下手に使うとボリュームの原因になったり、くせが伸びてしまいやすいです。乾くまでそのまま放置出来るので楽ちんです。
・ボリュームのでにくいくせ毛の方はドライヤーを使用してください。
ボリュームを出したい方は、ある程度乾いたらドライヤーでくせが出やすいように揉みこみながら乾かしてください。
ドライヤーを使うことでボリュームをだしやすくなります。
④乾いた状態を確認して、必要であればワックスをつける。
乾いた状態を見て、動きが足りない、なんだかパサついているなどあればワックスを少し足してください。
つける量は、濡らしている時にすでにムースをつけているのでつけすぎに注意です。
前髪の内側のみ縮毛矯正をかける
皆さんで一番くせが気になる場所は前髪ではないでしょうか?
前髪は一番見えやすいところにあるのでどうしても気になります。
髪の毛全体に縮毛矯正をかけなくても前髪だけ部分的に縮毛矯正がかけられるのはご存知でしょうか?
もちろん自然に仕上げたい場合は前髪全体だけでなく、前髪の内側のみにかける事も出来ます。
前髪の内側にかける時も、かけている部分とかけていない部分の境目の髪の毛を筋状にとって縮毛矯正をかける事だったり、ゆるくかかる縮毛矯正の薬を使うなどすれば自然な仕上がりで仕上げる事が出来ます。
昔と違い薬とかけ方のバリエーションも増えたので美容院に行った時はぜひ美容師さんに相談してみてください。
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まとめ
いかがでしたか?雨の日はくせがでやすい理由が分かれば対策もしやすいですよね。
今まで流さないトリートメントやオイルを使用した事がない方や、くせ毛を活かしたスタイリングをされた事がない方もこの機会にぜひチャレンジしてみてください。
雨の日の皆さんのスタイリングが楽しくなりますように。